IJLとは
■概要
IJLとは第五人格の日本プロリーグのことであり、「Identity V Japan League」の頭文字をとった略称です。
夏季と秋季大会があり、2019年~2021年まで行われたIVCから大幅にシステム変更され、大会賞金及びCOA(世界大会)出場権をかけ戦います。
■開催時期(目安です)
・夏季
レギュラーシーズン…6月~7月
プレイオフ…7月下旬
・秋季
レギュラーシーズン…10月中旬~11月下旬
プレイオフ…12月下旬
■配信先・X(旧Twitter)
公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@identityvjp
大会公式X(旧Twitter)アカウント
@IdentityVChamp
■開幕までの経緯
2022年5月3日、COAⅤ決勝戦前の四周年記念発表会にてIJLの発足を表明、同時に加盟クラブの7チーム(AXIZ WAVE、Crest Gaming、Dawn、FENNEL、REJECT、SCARZ、ZETA DIVISION)の参加も発表されました。
同年6月4日、IJL開幕。
歴代のIJLや開幕後の流れはこちらをご覧ください↓
試合の流れ
IJLはレギュラーシーズン、IVT、プレイオフ進出決定戦、プレイオフの2つの段階に分かれています。
IVTはアマチュア向けの大会のことですが、IVTから上位3チームがプレイオフ進出決定戦に出場します。
※2023IJLからIVTは独立、プレイオフ進出決勝戦は廃止され、現在はレギュラーシーズンとプレイオフのみ。
各項目の説明は次の通りです。
レギュラーシーズン
プロチームによるホーム&アウェー方式を取り入れたリーグ戦で、試合はBO3です。
一般的にスポーツ界で使われていて、自分の本拠地(ホーム)と対戦相手の本拠地(アウェー、ビジター)で1回ずつ、計2回試合を行います。
第五人格の場合、マップブロック、マップ選択、陣営選択がホームまたはアウェーかで決まります。
対戦表の左側がホーム、右側がアウェーとなっており、例えば「〇〇vs△△」と表記されていたら〇〇がホーム、△△がアウェーとなります。
そして次のように決められています。
例として(2022夏季IJLから引用)
「ZETA vs SZ」
ZETA…ホーム SZ…アウェー
第1試合 SZ中華街BAN→ZETA永眠町ピック→SZハンター陣営ピック
「SZ vs ZETA」
SZ…ホーム ZETA…アウェー
第1試合 ZETA永眠町BAN→SZ中華街ピック→ZETAサバイバー陣営ピック
総当り戦を2回行うことでBAN&PICKの公平性が保たれ、攻略もより緻密に練る必要があります。
順位決定のルールは以下の通りになっています。
順位決定のルールは以下の通りに基づいています。
優先順位:勝利数>ラウンド勝敗差(セット数の得失点差)>引き分け数>対戦成績
引き分け数(「負けた引き分けの数」-「勝った引き分けの数」)
追加の試合が行われた場合、その結果は勝利数のみに影響し、得失点差には影響しません。
同じ勝利数が2チーム存在した場合、次のルールが適用されます。
①まず、両チームが対戦した他のチームに対する得失点差を比較し、得失点差が高いチームが上位にランクされます。
②得失点差が同じ場合、両チームが対戦した他のチームに対する引き分け数を比較し、引き分け数が多いチームが上位にランクされます。
③引き分け数が同じ場合、2チーム間の対戦成績を比較し、2回対戦したチームが2回勝利したチームが上位にランクされます。
④2チーム間の対戦成績が1勝1敗である場合は、両チームの対戦成績における得失点差を比較し、得失点差が大きいチームが上位にランクされます。
⑤上記のルールで順位が決定できない場合は、追加の試合が行われます。
同じ勝利数が3チーム存在した場合、次のルールが適用されます。
①まず、各チームが対戦した他のチームに対する得失点差を比較し、得失点差が高いチームが上位にランクされます。
②得失点差が同じ場合、各チームが対戦した他のチームに対する引き分け数を比較し、引き分け数が多いチームが上位にランクされます。
③引き分け数が同じ場合は、チーム間の対戦成績を比較し、対戦成績が優れているチームが上位にランクされます。
④チーム間の対戦成績が同じ場合は、両チームの対戦成績における得失点差を比較し、得失点差が大きいチームが上位にランクされます。
⑤ 上記の規則でも順位が決まらない場合、追加試合が行われます。
追加試合のルール
① 時間:追加試合はプレーオフが始まる前に開催され、具体的な日時と場所は公式によって決定されます。
② 形式:追加試合はシングルエリミネーション形式で、3試合中2試合を勝利することが必要です。
③ 対戦優位:複数のチームが追加戦を行う場合、1試合あたりの解読した暗号機の数が多いチームが対戦優位を持つことになります。
解読した暗号機の数が少ないチームは優先的に追加戦を行い、解読した暗号機の数が多いチームは追加戦を行うチームの数に応じて不戦勝になります。
1試合あたりの解読した暗号機の数が同じ場合、抽選方式で対戦順番を決定し、上記の方式に従って追加戦を行います。
④ 試合の対戦優位:レギュラーシーズン中に平均的により多くの暗号機を解読したチームは、マップの選択権または陣営の選択権を持つことができます。
平均で解読した暗号機の数が同じ場合、マップまたは陣営の選択権は抽選で決定されます。
全ての試合終了後…
2024IJL:ポイントランキング上位4チームがプレイオフに進出。
2023IJL:ポイントランキング上位6チームはプレイオフに進出。
2022IJL:ポイントランキング上位4チームがプレイオフに進出。
2024IJL:ポイントランキング下位3チームはそこで敗退。
2023IJL:ポイントランキング下位1チームはそこで敗退。
2022IJL:ポイントランキング下位3チームはプレイオフ進出決定戦に進出。
IVT(2022IJLのみ)
IVTはアマチュア向けの大会のことですが、上位3チームに入ればプレイオフ進出決定戦に出場することができます。
16歳以上で日本国籍(外国籍1人まで)のチームであれば、誰でも参加可能な公式大会です。
8つのブロックに分かれ、各ブロック優勝チームがベスト8戦に出場します。
なおベスト8戦~決勝戦は公式チャンネルにて生配信され、シングルエリミネーション形式のBO3。
プレイオフ進出決定戦(2022IJLのみ)
レギュラーシーズン下位3チーム(プロ)とIVT上位3チーム(アマチュア)による、プレイオフをかけた進出決勝戦です。
6チーム中、上位4チームに入るとプレイオフに進出できます。
レギュラーシーズン5位、6位チームと、IVT1位、2位チームは「勝者組」、レギュラーシーズン7位とIVT3位チームは「復活組」として分類。
勝者組はダブルエリミネーション、復活組はシングルエリミネーション形式のBO3です。
まず勝者組同士で戦い、勝ったチームはプレイオフへ進出。
負けたチームは復活組と戦い、勝ったチームはプレイオフへ進出、負けたチームはそこで敗退となります。
プレイオフ
大会ポイント・COA出場権の獲得方法
大会ポイント(シーズンポイント)はプレイオフの順位に基づき贈呈されます。
贈呈される大会ポイントは次の通りです。
■2023~
順位 | 夏季シーズンポイント | 秋季シーズンポイント |
---|---|---|
1位 | 120 | 240 |
2位 | 90 | 120 |
3位 | 70 | 90 |
4位 | 50 | 60 |
5位 | 30 | 40 |
6位 | 10 | 20 |
※秋季大会終了時、同点のチームが複数発生した場合、秋季大会の大会ポイントが最も高いチームが上位となります。
そしてCOA出場権の条件は次の通りです。
- 秋季IJL優勝チーム
- (秋季IJL優勝チーム除く)夏季IJLと秋季IJLの大会ポイントの合計数が1番高いチーム
IJLでCOA出場権を得られなかったプロチームは、COA予選大会に直接招待され参加することができます。
(非プロチームは祭典イベントにてポイント稼ぎで上位チームになる必要があります)
IJLバッジシステムについて
引用元:公式大会X https://x.com/IdentityVChamp/status/1799622446334476753
選手紹介にて上記画像のようなバッジが映し出されますが、2024夏季IJLから導入されたバッジシステムです。
初登場時の説明(YouTube)では、「レギュラーシーズンのみを基づいた計算(集計)」とされているようなので、トーナメント戦は含まれていないようです。
IVCとの違い
IVC(Identity V Championship)とは2019年~2021年に行われた公式大会でIJL同様、大会賞金及びCOA出場権をかけ戦ってきました。
IJLとIVCの違いについては以下の通りです。
IVC | IJL | |
---|---|---|
大会形式・出場選手 | アマチュアの公式大会 (2021IVCからプロチームも参戦) | プロリーグ・プロチーム (2022IJLはアマチュアも参加可) |
試合の流れ | プレシーズン(2021IVCのみ)→ブロック戦→グループ戦→決勝トーナメント | レギュラーシーズン→プレイオフ (2022IJL:レギュラーシーズン→(IVT)→プレイオフ進出決定戦→プレイオフ) |
COA出場権の獲得方法 | ①夏季IVC優勝チーム ②秋季IVC優勝チーム | ①秋季IJL優勝チーム ②(秋季優勝チーム除く)夏季と秋季IJLの合計大会ポイント数1位のチーム |
大会賞金総額 (夏秋共に同額) | (過去最高) 9,000,000円 | 10,000,000~12,000,000円 |
オフライン大会 | ベスト4~決勝戦 | 全日程(全試合)オフライン |
オフライン大会観戦 | 抽選・招待制 | ・全日程分のオフラインチケット有料販売 ・バーチャル観戦ライブアプリ「IJL LIVE」(現時点未実装) |
イベント・グッズ | ・握手会などのイベント ・IJLやプロチームのグッズ販売 | |
COA予選大会 | 祭典イベントでポイント稼ぎ必須 | プロチームのみ直接予選大会招待 |
2021IVCからプロチーム参戦していますが、IJLからはより脚光を浴びる形となります。
全試合オフライン大会による観戦や握手会など選手たちとの距離が近くなり、試合形式やCOA出場権の条件が大幅に変更になったのも大きなポイントです。
※チケット販売やプロチームとの交流イベント、グッズ販売の詳細については大会公式Twitterアカウントや各プロチームのX(旧Twitter)アカウント等でご確認ください。
コメント
コメント一覧 (2件)
このルールは何を参照した物ですか?
中華版wikiに記載されているものと、2022IVTに記載されていたルール(恐らく現在閲覧不可能)を参考にしております。
2022IVTはまだIJLの一部でしたので、大会ポイント等が記載されておりました。
あとは大会での実況解説者たちの話を聞いたり(「この場合はラウンド勝敗差が優先されますので~」などのルール確認や進出条件)、直接その方々の配信で質問することもあります。
IJLは(なぜか)大会ルールがどこにも記載されておりませんが話を聞く限り、試合の流れ以外の基本的なルールはIVLと同様なのでそれを基に記載しております。